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エッセイ

ギネスにチャレンジ、小玉もなさんのレポート第7弾!

小玉もなさん 2014年6月11日(水)に、私たち英国スズキ協会(BSI)に所属するお教室が、珍しいイベントに参加してきました。

 ギネスワールドレコードチャレンジです!

午後6時から8分間、誰1人、止まらずに弾き続けること

ギネスチャレンジの告知ポスターです チャレンジ内容は、世界で1番大きいバスク(ストリートミュージシャン)をさまざまな場所でやる、というチャレンジで、その中身は、
①2014年6月11日(水)のイギリス時間午後6時から8分間、誰1人、止まらずに弾き続けること
②世界各地10ヵ所以上で同時に演奏を始め、規定時間演奏し続けること
③1グループにつき、最低25名演奏者がいること
④アフリカなどの恵まれない子どもたちに音楽を、楽器を、指導者を提供するために募金活動をギネスチャレンジ時にすること
というユニークな企画でした。
 前回2009年は「7つの大陸、1つの海を含む(1つの団体は飛行機の中で演奏し、<1つの海>として登録されました)で、17ヵ国、30の街、44ヵ所、105の団体で、合計483名のバスカー」が「biggest co-ordinate busk」としてギネスブックに登録されたそうです。

ギネスチャレンジ中。真ん中に立っている人はワールドレコードに送る証拠ビデオを撮影中です それでは、今回の参加グループ名と演奏場所、参加人数、集まった金額は以下の通りです。

■ローダデールスズキグループ(Lauderdale Suzuki Group) =>
 Lauderdale House という建物で 38名(指導者3名+チェロ1名含む)が参加し、£220(約3万9千円)を募金しました。

■ダレッチ&ウォーリングトンスズキグループ(Dulwich and Wallington Suzuki Group) 2つのグループが合同でやりました。
 Canada Water の地下鉄駅の改札で46名(指導者3名+チェロ2名+打楽器!!2名)が参加し、 £??(まだ連絡がきません)

別角度です。右端の人は、制限時間を守らずに失格にならないように、各グループ時間を書いた紙を持っていました■リトル・ヴェニス&サウスバンクケンジントンスズキグループ(Little Venice and Southbank Kensington Suzuki Group) 2つのグループが合同でやりました。
 サウスバンク・インターナショナル・スクールにて、80名が参加(指導者4名含む) £150(約2万7千円)を集め、サウスバンクスクールが £3000(約53万円)を特別募金しました。

バーミンガムエリアのスズキグループも参加したそうです。
イギリスだけでも次のような団体が参加しました。
Musequality Philharmonic and Craig Ogden at Southwark,
Citigroup Choir at Canary Wharf,
BSI Choir at Gunnersbury,
Latymer Upper School at Hammersmith,
TFL Official Buskers ChoirandJyotsna Strings at Queen Elizabeth Olympic Park.
Dulwich and Wallington Suzuki Group at Canada water.
Southbank International School and Little Venice Suzuki in Notting Hill.
Jigs and Reels Strings in Northolt,
Notting Hill and Ealing High School, in Ealing,
60 children from Alec Reed Academy at M&S, Ealing,
Lauderdale Suzuki at Lauderdale House, Highgate.
London Transport Choir at King Cross Gardens.
Funky Voices in Chelmsford,
Wildern Community Choir in Hedge End.
Matt Hollins and PeopleOfBristol,
Naked Voices and Friends in Bristol.
North Birmingham Suzuki in Birmingham.

さらに、他の国からも次のような方たちが、参加しました。
Beau Soleil Music Centre,, Rondebosch, (南アフリカ)
Masai Reach, Green Point,
Kingswood College Concert Band, Grahamstown, (南アフリカ)
Keiskamma Music Academy, Hamburg (ドイツ)
the Zama Montessori Centre, Benoni in South Africa. (南アフリカ)
Palo Alto Chamber Orchestra in Palo Alto, (アメリカ)
MIHNUET (Music in Hospitals and Nursing Homes Using Entertainment as Therapy), in Boston, (アメリカ)
RoyJohn Wheelock and Friends, St Louis, Missouri (アメリカ)
The Fandanglers, Albany, Texas in the USA. (アメリカ)
Tender Talents Magnet School , Kampala in Uganda, (ウガンダ)
Cumnor House School Choir from the UK in Slovenia. (英国とスロヴェニア)
The Clave de Si and Provisorio choirs, Buenos Aires in Argentina,
National Street for Performing Arts, Mumbai (ムンバイ、インド)
Child's Play Foundation, Goa in India. (ゴア、インド)

 集まった募金は、ウガンダ、ケニア、インド、タイなどでの慈善活動のプロジェクトに使われるとのことで、内容は、次のサイトでご覧になれます。

ギネスチャレンジサイト

世界各地で同時開催、大道芸の盛んなお国ぶりがわかります

Littele Venice&Southbank Group のギネスチャレンジ中 今回のこのイベントは、BSIが筆頭になって勧めたイベントではなく、各お教室•各指導者の任意参加なのです。水曜日の夕方に時間を作れて、グループの生徒さんたちが集まらないと話は始まらないですからね。

 ギネスチャレンジはスズキ・メソードだけではなく、管弦楽団や聖歌隊、世界各地の学校のクラブ、合唱団、合奏団、バンドやら、有名なロンドンの地下鉄のストリートミュージシャンなど、様々な楽器•年齢•国籍の人たちが参加したのです。

 普段はオーディションして受かった人のみ演奏できる許可制のロンドンの地下鉄も、このギネスチャレンジのために場所提供したのです。なので、ダレッチスズキグループがカナダウォーター駅の改札でバスキングができたのです。

ギネスチャレンジを終えたあと、記念シールをもらい、各自ケースにはりました! 6時から8分間誰もとまらずに弾き続けなくてはならなかったために、「キラキラ星変奏曲」から弾き始め、時間終了までの時間を1巻の曲を順番に弾いていきました。どのグループもそうしたそうです。参加グループ同士が事前に相談した訳ではないのに、どの指導者も考える事は同じだったようです。さすがはスズキ教本ですね〜。

 もし他の国でギネスチャレンジに参加しているスズキグループがあれば、何の曲を弾いたのか興味あります。やはり1巻の教本を弾いたのでしょうか…? どなたか情報をいただければ嬉しいです。

 最終的なギネスチャレンジの結果は、ギネスの公式サイトで発表されたら、お知らせさせていただきますね!

 それでは、また!


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